2010年5月3日月曜日

ロールバックコンフィグの保存場所


JUNOSでは、いつでも以前の設定に戻せるようにロールバック用のコンフィグがデフォルトで保存されています。

何世代前までのコンフィグが保存されるかはデバイスによって変わってきます。Juniperのドキュメントを見ると、デフォルトで49世代前まで保存するデバイスが多いみたいですが、SRXのデフォルトは5世代前まででした。

*何世代前まで保存されるかを制御するコマンドは別のエントリーで紹介します。

ロールバックコンフィグの保存場所
世代によって保存されている場所が異なり、active configuration(現在使用されている設定ファイルのことで、正確にはロールバックコンフィグとは呼びませんが)から3世代前までの設定ファイルは/configに保存されます。

4世代前から49世代前までのコンフィグは/var/db/configに保存されます。

*保存場所は設定によって変わり、SRXはデフォルトで5世代前までが/configに保存されます。保存場所を制御するコマンドはまた別のエントリーで紹介します。

ロールバックコンフィグの命名規則
ロールバック用のコンフィグにはシステムが自動的に名前を設定します。アクティブコンフィグとロールバック用のコンフィグで設定される名前が異なります。
  • active configuration
    • juniper.conf.gz
  • 1世代前から49世代前まで
    • juniper.conf.1.gzjuniper.conf.49.gz
ロールバックコンフィグの存在確認
JUNOS上からロールバックコンフィグの存在を確認するには、file listコマンドを使用します。(file listコマンドは、lsコマンドもしくはdirコマンドと同じです)

active configurationや3世代前までのコンフィグの存在を確認する例
root@SRX> file list /config

/config:
.snap/
juniper.conf.1.gz
juniper.conf.2.gz
juniper.conf.3.gz
juniper.conf.gz
juniper.conf.md5*
license-status.db
usage.db

4世代前まで以降のコンフィグの存在を確認する例
root@SRX> file list /var/db/config 

/var/db/config:
juniper.conf.4.gz
juniper.conf.5.gz
juniper.conf.6.gz
juniper.conf.7.gz

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