JUNOSは3種類のコンフィグを保持しています。
- candidate config
- active config
- historic config
編集中のコンフィグです。
ユーザが設定コマンドを入力すると、このcandidate configに格納されます。candidate configの設定をデバイスに反映させようと思ったら、commitコマンドを入力して設定を確定させデバイスに反映させます。
candidate configはメモリー上だけに存在するので、デバイスの電源を落としたりすると消えます。Ciscoデバイスでは該当するものはありません。
candidate configを確認するには、コンフィグレーションモードでshowと入力します。
active config
使用中のコンフィグです。
JUNOSデバイスは、このactive configの状態で動作しています。Ciscoデバイスで言うところのrunning-configに該当します。
(正確には、再起動してもactive configの状態なので、保存されているrunning-configって感じでしょうか)
active configは、/config/juniper.conf.gzと言うファイルで保存されています。
先ほど紹介したcandidate configを、active configの状態に戻すには下記のコマンドを使用します。
# rollback 0 |
active configを確認するには、下記の2つの方法があります。
- > show configuration
- > file show /config/juniper.conf.gz
2つの確認では、表示される時間が違うので気をつけてください。
show configurationで確認した場合、最後にcommitされた時間が表示されます。
以下に例を表示します。
show configurationで確認した場合、最後にcommitされた時間が表示されます。
以下に例を表示します。
root@SRX> show configuration ## Last commit: 2010-05-05 19:10:49 JST by root version 10.0R2.10; system { host-name SRX; |
file showで確認した場合、最後にコンフィグを変更した時間が表示されます。
以下に例を表示します。
以下に例を表示します。
root@SRX> file show /config/juniper.conf.gz ## Last changed: 2010-05-07 18:05:39 JST version 10.0R2.10; system { host-name SRX; |
historic config
JUNOSが自動で保存するロールバック用のコンフィグで、最大49世代前まで保存されます。
*最大数の変更などは過去のエントリー「ロールバックコンフィグの数の変更」をご覧ください。
histric configの確認方法は以下の2つがあります。
- show system rollback
- show file
*show system rollbackコマンドの詳しくは過去のエントリー「JUNOS上でのロールバック用コンフィグの確認」をご覧ください。
show fileコマンドは、単にファイルを見るコマンドなので、show fileコマンドの最後に見たいhistoric configをファイル名で指定します。
以下にhistoric configの格納場所や命名規則を記載します。
- 1世代前~3世代前まで
- 格納場所
- /config/
- ファイル名
- juniper.conf.世代数.gz
- 4世代前〜49世代前まで
- 格納場所
- /var/db/config
- ファイル名
- juniper.conf.世代数.gz
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